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(愛知)警官装う「振り込め」急増 被害1億、県警が注意喚起
 警察官などを装った電話で高齢者をだまし、預かったキャッシュカードを使って現金を引き出す、振り込ませない手口の「振り込め詐欺」の被害が県内で集中的に発生している。県警捜査2課と地域安全対策課の記録では、今年1月から8月末までに同じ手口で約70人がだまされ、約1億円が引き出された。電話帳に女性の名前で掲載されている家が狙われ、犯人グループは明らかに高齢の女性をターゲットにしているという。

(沢村宜樹)

◎手口

 「振り込め詐欺グループがあなたのキャッシュカードを持っていた。カードを取り換えたほうがいいので銀行協会職員がお訪ねします」。緊迫した声の男から電話が入る。男は警察官を名乗り、話しているうちにスーツ姿の銀行協会職員という男がキャッシュカードを取りに来る。カードを渡し、暗証番号を教えると、現金はあっという間に引き出されてしまう。

 この手口が初めて確認された一昨年、同様の被害は年間で49件(被害総額約6000万円)、昨年は43件(同約6900万円)だったが、今年はこれまでで既に倍増の勢いだ。このうち8月は相談・被害を合わせて100件以上。1~7月が258件だったのに比べて突出している。

◎短時間で犯行

 県警によると、犯人は電話帳で「○子」「○美」といった女性世帯と思われる家を探し、標的にしているという。家を直接訪問する手口から、同じ地区が短時間で集中的に狙われ、しかも、かなり広範囲を移動しながら犯行を繰り返しているとみられる。

 この手口の出始めの頃は電話が切れて数時間後に銀行協会職員などを名乗る男が訪れるケースが多かったが、最近は間髪を入れず電話の途中で犯人グループの男が訪ねてくるようになった。「銀行協会の職員が来ても電話は切らないで」と指示する時もあり、警察や親族などに相談する余裕を与えないためとみられる。「最近は悪い人が多いので用心してください」と説教することもあるという。

◎対策

 県警地域安全対策課では、相談や被害があった地域を中心にパトカーで巡回したり、ヘリコプターで注意を呼びかけたりしている。ヘリは今年に入って先月末までに19回出動した。

 一方、警察官が高齢者宅を直接訪問し、注意を呼びかける運動も強化している。先月27日、名古屋市昭和区の近藤義秋さん(76)方を昭和署生活安全課の北村碧巡査が訪れ、振り込め詐欺への備えを説明した。近藤さんは「警察官から生きた情報を得られ、ありがたい」と話していた。

 メモ
 振り込め詐欺被害を防ぐポイントとして、県警は〈1〉暗証番号や口座番号は人に教えない〈2〉警察官は通帳やキャッシュカードを預かることはなく絶対に渡さない〈3〉不審な電話があったらすぐに110番する――を挙げる。中でも「暗証番号について聞かれたら、まず疑うようにして」と呼び掛けている。

更新情報 お知らせ一覧に戻る|読売新聞 2010年9月6日 参照

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