緊急相談ダイヤルTOP 更新情報 お知らせ >ウイルス利用のアダルト架空請求

更新情報 お知らせ

ウイルス利用のアダルト架空請求
 「アダルト広告がデスクトップに出続けて消えない」――こんな相談が増えている。

 不正なプログラムを使ったもので、一般の無料サイトから強制表示させるパターンもあるので注意が必要だ。(テクニカルライター・三上洋)

パソコンアダルトサイトの相談件数急増

東京都消費生活総合センターで受け付けたパソコンのアダルトサイトに関する相談件数(平成22年1月~7月)
 東京都が「無料アダルトサイト等から誘導されるサイトでの架空請求にご注意!!」という緊急消費者被害情報を出している。それによると、パソコン向けの無料サイト経由でアダルトサイトが表示され、偽の会員登録によって料金を請求される、などの相談が多く寄せられている。

 右のグラフは東京都消費生活総合センターが受け付けたパソコンのアダルトサイトに関する相談件数で、7月に大きく増えて、今年1月の2倍以上となった。グラフの右にある黒い波線の部分は不正プログラムを利用したもの。広義のウイルスの一種であるトロイの木馬(パソコンに潜伏して不正な動きをするプログラム)を利用したパターンが増えてきた。

 以前の記事消えない請求画面に困惑――ウイルス型アダルト詐欺が急増でも紹介しているが、クリックするだけで強制的に入会完了の表示を出し、デスクトップにアダルトサイトの料金請求画面を出し続ける。画面を消すには入会金を払え、と脅す悪質な手法だ。

子供が引っかかって困惑する親も

デスクトップに強制表示されるアダルトサイト架空請求画面の例(IPAのウェブサイトによる)

 アダルトサイトの架空請求といえば、以前は無料のアダルト動画などをエサにして強制表示するものが多かった。しかし今では

一般の無料サイトにも広がっており、無料のサイトや掲示板のリンクから強制的に入会させるパターンもある。東京都がまとめている相談例を見てみよう。  ゲーム攻略サイトから誘導
中学生の息子がゲーム攻略サイトを見ていたところ、アダルトサイトにアクセスしてしまった。登録完了の画面が勝手に出て、期限内に料金を指定口座に振り込むようにと表示。どうしたらよいか(40歳代 女性)

 女優の名前の検索結果から
女優の名前を検索して表示されたサイトにアクセス。年齢認証画面を押して動画を選択したところ、勝手に登録完了と表示された。その後はデスクトップに料金請求画面が出続けるようになった(50歳代 男性)

 ネットカフェで無料画像から
ネットカフェでアダルト無料画像をクリックしたところ、いきなり72時間からカウントダウンをする料金請求画面が表示され、閉じることができなくなった。クリックする前の画面をよく見ると、小さな文字で3日間見放題○万円と書いてあった(30歳代 男性)

 迷惑メールから
夫が迷惑メールを誤って開いたところ「入会ありがとう」との画面が出てきた。登録料金を2日以内に支払うよう記載された画面が表示され、削除することができない。支払いを延滞すると延滞金が加算されると書いてある(30歳代 女性)

 このようにゲームサイトや迷惑メール、女優の名前を利用したサイトなど、色々な方法で詐欺サイトに誘導している。クリックさせる手法も複雑になっており、年齢認証のボタン、閉じるための「×」ボタン、動画の再生ボタンなどで強制入会させるパターンもある。いずれのパターンも、料金を払う必要は一切ない。不正な手段で強制入会の画面を出し、かつ不当な料金を請求しているからだ。

パソコンを復旧させ、料金請求は完全無視で
 不正な料金請求の多くは、パソコンの起動時やブラウザの起動時に、架空請求画面を強制的に表示する。ウィンドウズの設定(レジストリ)に登録するものなら比較的簡単に削除できるが、最近ではトロイの木馬として潜伏するものも多く、直接的な復旧は難しい場合が多い。

 その場合は、IPA・情報処理推進機構のウェブサイトを参考にして復旧しよう。ウインドウズの「システムの復元」を試みるのが先決だ。それでも解決しない場合は、残念ながらパソコンを購入時の状態に戻すクリーンインストールが必要となる。業者からの請求がしつこい場合は、地元の消費生活センターに相談しよう。相談先のリストは、IPAのウェブサイトにまとめられている。

 子供がいる家庭では、子供が興味本位でクリックしてしまうこともあるだろう。その場合に大切なのは、頭ごなしに叱らないこと。大人でも引っかかってしまう詐欺なので、子供がだまされるのもやむを得ない部分がある。無料サイトに気をつけること、アダルト広告や無料動画は安易にクリックしないことを教えてから復旧しよう。子供がいる家庭では、有害サイトブロックソフト(フィルタリングソフト)やサービスを利用することを勧めたい。

更新情報 お知らせ一覧に戻る|読売新聞 2010年8月27日 参照

メールでのご相談はこちら

ご相談はごちら

各種詐欺について

よくあるご質問

関連リンク